今回は、本の表紙カバーで作る「箱」の作り方です。
特別な作り方をしている訳ではないのですが、ひょんなことから先生にホメられ、もしかしたら知りたい方もいらっしゃるかと思い、図に乗って書いています。(笑)
絵本のカバーで作る手提げバッグの応用というか、牛乳パックで作る箱と同じやり方でしょうか。
私の場合、大抵このサイズで作ります。
高さ10センチ、底が7センチ四方です。
これを基本としたのは、ダイソーのペン立て(?)がすっぽり入るので、色々使えるから。
アレンジすると色んなサイズで作れます。
使う物はこんな感じ。表紙カバー、両面テープ、カッター、定規、ボンド、写っていないけれど、ハサミも。
あ、その前に、底を貼り付けるための四角形も2枚用意しておきます。
別のカバーからでもいいし、余った部分を使ってもいいです。
さて、戻ります。
まず、長辺29センチの所でカットします。残りは使いません。
なので、底面用に切り出してもいいし、別の用途に使っても良いです。
裏返して、端から1センチの所で軽く切り目を付け(切り離さないように)、端を折ります。
次は、内側に折り曲げる部分です。
今回の場合、上から大体4.5センチの所で折り曲げました。
もっと少なくてもいいし、もっと多くてもいいです。
表面の絵を見ながら出したい部分を決めて折ります。
ぶ厚くなりすぎないように、内側に折り曲げるときに曲げやすいように、1cm折った部分の端を少しカットします。
カットは後からでも可能ですし、カットしないでやっても箱はできます。
なので、しなくてもいいかもしれません(^ ^;
1センチ折り曲げた部分に両面テープを貼ります。
私の持っているテープの幅が広いので、細く半分に切って使っています。
表に返します。
顔が角っこにならないように、うまく4面で別れるように、折り曲げる部分を検討します。
・・・としか書けませんが、ここが大事なポイントかもしれません。
適当に折ると、顔が切れたり、文字ばかりになってしまったり、悔やむことになります。
今回はこんな感じ。
二人がそれぞれ一面ずつに入るようにしました。(二人一緒では7センチにおさまらないので)
折り曲げると、最初に折り曲げた1センチが、のりしろとなる感じに気がつくと思います。
ここで両面テープを剥がして貼り付けます。
しっかり、貼ります。
表面はこんなふうになっています。
タテ半分に折り曲げます。きっちり、折ります。
端をそろえるために、少しカットします。
でも、内側に折り曲げる部分なので省いても構いません。
箱っぽいものができました。
上の部分を内側に折り曲げます。
しわが付いても内側なので、あまり気になりません。
私はここで、最初にカットした端を貼り付けます。
最初に両面テープで全部貼っていた場合は、折り曲げるだけでOKです。
箱です。
次は底の部分です。
高さ10センチの所から折り曲げます。
高さをもっと高くしたい場合は、ここで長く取ります。
底の部分の折りしろですが、7センチの半分の、3.5センチとして、それより長い余った部分をカットします。
底には別の紙を貼るので、もっと少ない折りしろでも構いません。
出したい絵の部分によって、折りしろが少なくなったりします。
こんな風に折り曲げます。
もっと良い折り方があるかもしれません。
内側です。折りしろが3、5センチなので、7センチの底面にピッタリです。
少ない折りしろだと真ん中に穴が空きます。でも、紙を貼るので大丈夫。
あらかじめ用意した四角辺、この場合は6,5センチ四方を用意します。
ボンドで接着します。強力な方がいいので、ボンドを使っています。
両面テープやのりだと、接着が弱く、取れてしまいます。
底と、内側の底に、両方から、四角形を貼り付けます。
指で、スミまできっちり押さえます。
できあがり。
おばけのバケロンシリーズは子供たちに大人気なので、争奪戦になるだろうなぁ。
箱はこんな風に折りたたむこともできるので、持ち運びに便利。
いろんな箱。色んな用途に。
どの本かわかるかしら。
サイズも、いろいろ。
口径が大きいものを作る時は、内側の折り込みを貼り付けた方がペラペラしなくていいかもなぁと思います。
小さいのはバラバラになったケシゴムを入れたり、大きいのはゴミ箱とかに使えそう。
きっと、もっと上手に作れる人はいると思います。
折り紙や細工が苦手な私が、簡単にできるように作ったものです。
イベントの時などに、達成した時の賞品として、子どもたちにあげています。
余談ですが、今悩みに悩んでいるのがこちら・・・↓
一つの大きなゴミ箱が作れる・・・。
しかし、小さく切り分ければ、4つのペン立てが作れそう。
でも絵がバラバラになる。
大きくとっても、どうせ上の折り返しで顔が内側に隠れてしまい、大仏は鼻からの顔になる。
だったらいっそ・・・いやいや。
紙が上質なものだから、よけいに悩んでしまうのです。