サンタクロースってほんとうにいるの?

「サンタクロースって、ほんとうにいるの?」
8才の女の子が新聞社に手紙を出しました。
新聞社は手紙を大変うれしく思ったのですが、困ってしまいました。
だって、どうお返事を書いたらいいのでしょう?
そのむずかしい仕事をやりとげたのは、一人の記者でした。
「わたしたちの住んでいるこの広い宇宙で、人間がわかったことなどほんの少しです・・・」
そう語る文章は思慮深くウイットに富み、120年たった今でも一冊の本となって読みつがれています。
もうすぐクリスマス、子供も大人も、昔願った夢を思い出してみませんか?

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昨年は図書館便りにこのような文章を載せました。
さすがに今年も同じ文章にする訳にいかなくて、何を書こうか悩んでいるのですが。
もしかしたら同じ様に悩んでいる人がいるかもしれないなと思って、参考に載せてみます。
本はこちらになります。
『サンタクロースっているんでしょうか?』

目で見たこと、現実に触れたもの、それしか信じないのであれば、今の科学の発展もないはずです。
だって、遠くの星々や重力や、素粒子、遠い過去の生き物たちのことも信じられなくなってしまいます。
物語や空想を楽しむこともなくなります。
人間が他の動物と大きく違う(もしくは優れている)特徴として、ファンタジーを共有できる、ということがあると『サピエンス全史』に書いてあった気がします。
確か、物語の共有こそが文明を発展させたと言っている部分があったはず・・・(うろ覚えですみません)

まぁ難しい事は置いておいて。
サンタクロースが存在することを共有できるのが、人類だけが楽しめる文化だと思うと、ちょっと大事なものに思えてきませんか。