前に表紙カバーを使った箱の作り方を書きましたが、どうやら新章が幕を開けてしまったもようです。
事の起こりはやっぱり廃棄本。
捨ててしまうにはあまりにもったいない本文のカラーは、以前封筒にしたことがありました。
今回は、封筒にもしずらい・・・「天空の城ラピュタ」です。
この文庫本、茶色に変色していてマーカー汚れもあるほどなので、新しく買い直しました。
そして廃棄・・・なのですが、宮崎駿さんの美しいカラーページが何十ページもあって・・・とてもとても捨てきれず・・・どうしたらこれを有効に使い切れるのだろうかと悩みに悩み・・・
結論を書きます。
ラミネートして、箱にしました!
こういう使い方をする場合、底の部分がネックなのですが、ダテに「新章」と付けた訳ではありません。
なんと、箱、作っちゃったんです。展開図から!
この箱は10センチ角になります。
展開図作成には、こちらの「箱ラク」さんを使わせてもらいました。
https://www.graphic.jp/lineup/package/hacoraku
ラピュタのページの幅は10.5センチなので、10センチに合わせる・・・のですが、両端の2枚だけ、少し変えます。
左端の1枚だけ、少し長く、右端の1枚だけ、3ミリ程短くします(9.7センチ程度)
理由は出来上がりを見ていただくとわかります。
細かい説明はくどくなるので省きます。
短くした方を奥にして、A3のラミネート用紙に挟みます。
底の部分を7センチとって、後は切り離します。
(実はこの画像では失敗して、6センチになってしまっています。7センチが正しいですからね〜)
すると、A4用のラミネーターに通すことができるのです!
本のサイズがタテ15センチ、プラス底の部分7センチで合計22センチになります。
A4サイズのラミネーターに通るギリギリの幅になりますので、圧着の時は気をつけてください。
ラミネートしたら奥の部分を右端に合わせます。少し空白ができている状態で正解です。
わかるでしょうか?
ラミネート部分は線まで、絵は少し内側に入っています。
そして、型紙に合わせて底部分を油性ペンでトレースします。
型紙通りに切り取ります。
油性ペンはアルコールで拭き取ります。
今だったら除菌消毒液も使えますね!
谷折りにする部分に、軽くカッターで切り目を付けます。
折れやすいようにするためです。
合わせ目の所に両面テープを貼ります。
接着します。
ペタンとならなくても何とかなります。
それより、底の四隅の方を重視して、カクッときっちりした方が良い感じです。
合わせ目の上の方に、ブッカーの切れ端を少し貼ります。
そして、矢印の部分が、片方を3ミリ短くして、片方を長めにした小さな細工の成果です。
四辺全部10センチで作っても構わないのですが、左側のようにスキマができてしまうのです。
ラミネートの奥の方が初期状態で接着されているため、用紙が入りきらず、どうしても空白の部分ができてしまうのです。
なので苦肉の策として右側のようになるように、作ってみています。
でも、気にしなくても良いといえば良いです。
底です。
間違って6センチで切ってしまったので、先が少し短いです。
ちゃんと7センチで作るとこんな風になります。
底は簡単に外れてしまうので、使う時はテープや紙で接着した方が良いかな〜と思います。
できあがり。
70センチ角のペン立て用も作ってみました。
箱・・・。
おわかりかと思いますが、内側になってしまったイラストは外からは見えません。
どっちを外にするか、これも悩みどころです。
うんうん、苦しんで作っているのですが、捨てられないものはしょうがありません。
これは秋に行う図書のイベントで、ご褒美グッズとして子ども達に振る舞う予定です。
「箱ラク」さんの展開図はフタもついている完成形なのですが、フタはいらないので、フタ無しで作成しました。
ただこのアプリはIllustratorがないと作動しません。
箱の展開図を作れるサイトはいくつかあるようなので、探してみて下さい。
この面倒な箱作りに挑もうと思われる強者達のために、私が今回使った型紙を、以下にアップしておきます。
A4で印刷できるように二つに分けていますので、いい感じに合わせてお使いください。
※印刷する時、用紙のサイズに合わせる、みたいな設定は無しにしてください。
画像が大きすぎて切り取られる、と表示されるかもしれませんが、OKです。
でないと、正しいサイズで印刷されません。
健闘を祈ります!
私はしばらく箱作りからは離れます・・・。