読書ビンゴのマス目

司書のおしごと

ビンゴのマスの課題は、毎年悩みながら、反省しながら、少しずつ変わっていきました。
「3類の本」「4類の本」などは、普段なかなか読まない分野の本も見てもらおうということと、本の分類とその場所を覚えてもらうためでもあるので、毎年変わりなく出しています。
でも、それだけでは、ビンゴの25マスは埋まりません。
そして小学生の絵本用、中学生には少し難しいもの等、小中一緒だからこその難しさもあって、本当に色々悩みます。

今年は、こんな風に作りました。
もしお役に立てるなら、参考にしていただいて構いません。
ご自分の学校に合うようにしてお使いください。
※画像のサイズを大きくしました。
A4に印刷してちょうど収まるくらいにしています。

↓これは低学年用です。絵本を想定しています。

↓これは中学年以上。個人のレベルに合わせて。

↓これは高学年以上、中学生、職員用です。

けっこう、埋めるマス、多いです。
ネットで検索してみると、3マス×3マスで行うものがありました。
でも、うちは、低学年だとこの25マスが埋まってしまうのです。
しかも、一人で何枚も完成させてしまうのです。
そのモチベーションをキープするのに、3ビンゴの時と、全部できた時と、1枚に付き2回、景品がもらえるようにしています。
とにかく景品をたくさん用意して、どんどん借りてください〜という感じです。
ただ個人差も大きく、興味の無い子もいるし、なかなか埋められない子もいます。
その時は私がちょっと助けたりしますが、ゲームに慣れた同級生が助けていることも多いです。

そして、今年は新たに「くじ」を導入しました。
低学年は絵本を選ぶようになっていて、高学年以上は913や920以上の海外文学が選べるようになっています。
そのため、くじの箱も2つあります。

↓左は絵本の「あ行」、右は日本文学の「ア行」です。

この「くじ」が、想定以上に喜ばれまして・・・。
低学年は我先にくじを引きに来てくれます。
なので、2枚目3枚目からはくじのマスを増やしました。
ほんの少し「大当たり!」を入れています。
好きな本を選んでいいよ、というだけのものですが、これがまた予想を超えた喜びようで(^ ^;
うんうんと頭をしぼったかいがあったなぁ。
おかげで、秋からの小学生の読書冊数はすごい勢いで増えています。
そして、中学生ですが、これがまた・・・
あまり興味が湧かないようで、好きな本を自由に借りている方が多いのです。
中学生には別の取り組みが必要かな〜と思っている所です。

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