2012年度の中学生用の課題図書です。
こういう本が選ばれているなんて・・・今の時代はすごいなぁと思ったものです。
児童図書、というくくりではもったいない。
2016年に映画化され、日本でも2017年6月より上映されています・・・が、上映館が少なすぎるかな。
物語が素晴らしいので、是非本で読んでほしい。
できれば映画はその後で・・・。
主人公はまだ13歳なのに、こんな心の底を見つめることに直面させられるなんて。
心の底は、一番弱い所。
それを見てしまったら、きっと立っていられない。
だから目をつぶる。無いものにする。
ずっと見ないことにしてきた「それ」。
ラスト、少年は「それ」をしっかりと「見る」。
その時、読んでいる自分の奥底もざわざわと動き出し、忘れていた何かが蘇り始める・・・